ロシア・メドベージェフ大統領の予言

両大統領候補、そろって賛成＝金融安定化へ積極姿勢－米

10月2日11時26分配信 時事通信

　【ワシントン1日時事】米大統領選候補の共和党マケイン、民主党オバマ両上院議員は1日、上院本会議で可決された金融安定化法案にそろって賛成票を投じ、金融危機の早期克服に積極的に取り組む姿勢を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000068-jij-int

おそらくこのニュースに対する、ロシア・メドベージェフ大統領のコメントだと思うのですが、本日の読売新聞朝刊の国際面に、ロシア・メドベージェフ大統領の２日のコメントが載っておりました。
米国の大手金融機関破綻に端を発した世界的な金融危機について、「財政エゴイズムによってもたらされた。一国の経済、通貨に支配される時代は永遠に過ぎ去った」とのコメント。

米国というのはドルという基軸通貨を、軍事力やイデオロギー、金融工学による新興国の成長を駆使して、決済でより多く使ってもらうことで、無限のドル発行をすることが出来たために、今まで世界の支配者でいられたわけです。
しかしどうやら米国は、ドルの信頼という米国の心臓をリスクに晒すことで、今回の金融危機を食い止めようとしております。
私はこれは米国にとって、大変危険な賭けだと思っております。
米国はドルの拡張において、今回すでに失敗しているのです。
新しいドル拡張案がないまま、今までの規模の米国経済を支えようとする行為が、いかなる結果を導くことになるか。

私は今回のロシア・メドベージェフ大統領のコメントが、「予言」に見えて仕方が無いのです。

タグ：金融危機

コメント 1

■ウオール街救済でCEO報酬の激減も、不良債権を積み上げた経営者の責任は?―もっと単純にそんな経営者は辞任でいかがでしょうか?
こんにちは。メドベージェフ大統領には、「石油賭博師」が何をいうか!!という言葉を返してやりたいです。金融安定化法案、上院は通過しましたが、下院はどうなることでしょうか。私は、当然のことだと思います。サブプライムローンは、誰も頼みもしなのに、勝手に、金融馬鹿がおかしげな金融商品をつくって、これまた、賭博師が派手に売り出して儲けようとして失敗しただけのことなのに、金融馬鹿と賭博師を公費を使って救おうとしているだけのことですから。やはり、けじめはつけるべきだと思います。金融馬鹿と賭博師には、市場から退場してもらうしかありません。これだけの単純な話だと思います。公的資金はいずれ注入したほうが良いと思いますが、それだけではアメリカの実体経済はよくなりません。私のブログでは、アメリカの今後の実体経済を占うヒントも掲載しました。是非ご覧になってください。
by yutakarlson (2008-10-03 14:27)