「2402 アマナHD」への提言！ ～ 営業職とは何ぞや？

アマナさんのプロデューサーは、一般企業で言えば営業職に当たります。
営業職と販売職というものは異なります。
販売職が受身で商品を売るのに対し、営業職は自らの力で積極的に商品を売ることを求められるのです。

私が大学を卒業し、初めてついた仕事も営業職でございました。
フルコミッションの営業職でございます。
売らなければ給料ゼロ！
それは過酷な世界でございました。
新人の9割は3日でいなくなり、半年続けばベテラン社員だったのですからね。
しかも商品の売値は市販される同様の商品の100倍近いものでありましたから、社会人になりたての私には、後ろめたい気分が抜けきれなかったことも否定できません。
私はこの仕事は3ヶ月で逃げ出してしまったのですが（笑）、この仕事から学んだことはとても多かったと思ってます。

一番学んだことは、給料というものは、労働時間に対して払われるものではないということであります。
法的には、労働時間に対して払われるものであります。
しかし給料を払う側の企業には、従業員がいくら働こうとも、売上が取れなければカネは一切入ってこないということであります。
法律がどう保障しようとも、企業にカネが入ってこなければどうしようもないのでございます。
営業職とは売上をとるためだけに存在し、それが出来なければ企業にとって存在する価値がないのであります。
これが世の中の仕組みなのでございます。

幸いにアマナHDという企業は、黙っていても仕事がある程度回ってくる企業であります。
また商品の価格に関しても、アマナの商品価格は市販商品の100倍もするものではなく、そもそもどこよりも優れた商品を開発することを心がけている企業なのです。
しかしそれは、今まで積み重ねた先輩たちの仕事のおかげであり、新人諸君の力によって手に入れた仕事ではないのであります。

一般的に営業職に勤めた者は、どこの職場に行っても通用すると言われます。
これはコミュニケーション能力が鍛えられているから、だけではありません。
企業を取り巻く根本的なカネの流動する仕組みを、自らの給与体験をもって承知しているからであります。
給与に対する社会的常識をもっているからでございます。

ヤフーとグーグルで広告制作・ストックフォトと検索してみてください。
アマナの広告はありますか？
ありませんよね（笑）
広告をまったく出さないのもどうかと思いますが、出さなくてもやってこれた企業なのは事実です。
世界を代表する企業のトヨタやソニーだって、広告を出しているのにでありますよ（笑）
アマナの商品とは、それだけの商品なのであります！
売れないわけはないのです（笑）

ちなみに私が初めて勤めた職場は3ヶ月で逃げ出しましたが、その一番の理由は、見知らぬ土地で一人暮らしがしたかったからであります。
稼いだ金は一人暮らしを始めるには、十分すぎる金額だったことだけは、お伝えしておきます（笑）
そんな私が猛烈に応援する企業が繁栄出来ないと考えることは、とても困難なことなのであります。
営業マンとしてみた時に、アマナの商品はNo.1であると思ったから、応援するのでありますよ（笑）

今期も残り3ヶ月を切っています。
ラストスパートをきるには、十分な間合いだと思いますよ！